
日曜の午後。
モアルボアルで絶景Airbnbを運営するシスターたちのいるタランバンの児童養護施設に子供たちと遊びに行ってきました。
何かのご縁なのか、神様のお導きなのか、この児童養護施設、なんと我が家から歩いていける距離にあります。それなりに距離があったら、子連れだし面倒だし、多分簡単に足を運ぶことはなかったと思いますが、歩いていけるぐらい近いなら行くしかない。
普段生活しているテリトリーというのがいかに狭いか。外の道路から一歩路地を入って歩いていくだけで、別世界が広がっています。
冒険大好きな子供たち、汗だくになりながら路地裏探検すること20分、見つけました!

曲がりくねった路地の奥に、”Little Servants of Christ The Kind”発見!
立派な門だなぁ。モアルボアルで出逢った大好きなシスターの名前を「Sister Teresa!!」と叫ぶ子供たち。脇のピンポン、押そうか笑。

別のSisterが門を開けて入れてくれました。Sister Teresaと子供たちが外出中のため、少し待たせていただきます。
日本で児童養護施設に行った経験がないので、勝手なイメージを抱いておりましたが、門から足を踏み入れると想像とは違ってとても素敵な空間が広がっていました。建物も立派な施設です。広がる芝生のお庭が気持ちよさそう。
この養護施設には、14人のシスターと23人の子供たち(女の子)が共同生活をしているそうです(※2019年2月現在)。Sister Teresaがリーダーで、モアルボアルのAirbnbにはゲスト滞在予定があると2名のシスターが行っているそうです。
両親のいない子供だったり、ストリートチルドレンだったり、育児放棄されたり、様々な事情で両親や家族と暮らせない子供たちが 施設にやってきます。下は7歳~上は23歳。平日は公立の学校に通い、週末は施設のVisitor対応したり、ミサしたり、自由時間となっています。

しばらくすると、1台の大型バンででSister Teresaと子供たちが外出先から戻ってきました。
車が止まってドアが開くと、わっと女の子がたくさん降りてきて、あっという間に娘と息子を取り囲んで、抱っこやら、おしゃべりが始まりました。
ほんと、フィリピン人の人懐こさ、世界一じゃないかな笑。
まずは持参した折り紙で、鶴の折り方を教えてあげて仲良くなる作戦の娘。みんなあっという間に鶴を折っていました。それもそのはず。こちらの施設には、日系の英語学校やNPO等からセブに留学している日本人がボランティア等に度々訪れるそうです。きっと折り紙を教えてくれた日本人留学生もいたのかな。

折り鶴の次は、ハートを折る女子たち。
話はそれますが、娘が年長時代に受講していたオンライン英会話で、英語で折り紙を教えるというレッスンをしていたことがあり、それが今こうして役に立っています。
折り紙好きな女の子は、英語で折り方を覚えておくと、親子留学の際にコミュニケーションのきっかけにもなります。英語の折り紙の本や、Youtube等にも素材は豊富です。

折り紙の次はお祈り。日本人の小さい男の子がお祈りできることを、みんなでべた褒めしてくれている図。
ゲームもないし、おもちゃもないんだけれど、次々と何かを考えついて遊んだり、ただみんなで集まって話をするだけで、とても楽しそう。

お庭には緑がとても多く、よくよく見てみるとほとんどが何らかのフルーツの樹でした。こちらはシンボルツリーでもあるマンゴーの一種だそうです。

一番上のお姉ちゃんが終始息子の面倒を見て遊んでくれました。息子はもちろん超ご機嫌です。

ココナツの木。
それにしても、すでに4歳半の息子、これだけ軽々と長時間肩車できるなんてすごい。

スターフルーツを収穫。

初めてスターフルーツにかじりつく子供たち。
次の瞬間、べーーーっと酸っぱくて吐き出していました笑。予想どおり。

裏庭へのお散歩。
Visitorが来ると、こちらでBBQなどもされているようです。

オレンジ、カラマンシー、フィリピンチリ、ジャックフルーツ、と食べられる植物だらけ。

鶏やアヒルが放し飼いされていました。とりあえず追いかけずにはいられない4歳男子。

ごろごろそこらじゅうに転がっているココナツ。息子はココナツの見た目が大好きで、ココナツを見るといつも飲みたがります。でもジュースそんなに好きじゃなくて吐き出すのは知っているので、飲みたがってもスルー笑。

娘はお姉ちゃんたちと、こちらでよく見かける赤いお花で、花冠、ブレスレット、アンクレットづくり。

日曜の午後に2時間弱ぐらい遊んで、明日は月曜日ということで、早めにお暇しました。

それにしても子供たちほんと明るくて、笑顔が素敵。

我が家の子供たちも、ただ楽しかったようでまた行きたいと言ってくれました。シスターたちにも「ご近所さんだから、また来るねー」といってバイバイ。
母さんもね。難しいこと考えずに。また遊びに行こうね。
次はもっとひとりひとりの子供たちとといろんなおしゃべりしたいな。
【ルポ】セブ島の児童養護施設で見た「子育て」の真髄。カリスマ数学教師「イモニイ」の教育支援同行記
育児・教育ジャーナリスト、おおたとしまささんの記事です。育児・教育にご関心ある方だけではなく、子育て中の方にぜひ読んでいただきたい良記事!!
鎌倉にある栄光学園のカリスマ数学教師・井本陽久先生がセブで行っている児童養護施設等での教育支援活動について書かれています。
最近自分の子育てに精一杯なメンタルで、子供たちのためにボランティアに行くとう立派な思いもなく、ただ近所だからとシスターのもとを訪れました。児童養護施設を初めて訪れ、子供たちともどう接していいのか何を話せばいいのか分からないありさまで、でも施設の子供たちはただただ明るく、ひとなつこくて。こちらが勝手にイメージしていたような不幸な感じや繊細な感じのする子はいなくて、子育てについていろいろ考えさせられてしまった母さん。
昨夜、検索で偶然見つけた、私にとったら超タイムリーすぎる記事。 何度も何度もうなずきながら繰り返し読んでしまいました。
こちらの記事にある「SOS Children’s Village」という有名な児童養護施設、実は「Little Servants Of Christ The King」のとっても近くにあります。道路わたって反対側、みたいな。
シスターによると、SOSは世界的な組織でカトリックのパトロンなどがついて資金・寄付金も潤沢にあるそうなのですが、Little Servantsの方はほとんど知られていない小さな運営母体で、運営資金も厳しい状況なのだそうです。
今の私には真実は分かりませんが、シスターたちの運営するモアルボアルのAirbnbが上手く広まって続いていくといいなと思います。

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(参考)モアルボアルのAirbnbでシスターたちと出逢った記事
児童養護施設の運営資金に充てられ、シスターが運営されているモアルボアルのとっても素敵なAirbnb施設”Patrizio’s Nest”、ぜひチェックしてみてください。
大自然で遊ばせたい子連れでのシュノーケルにとってもおすすめです。
まともに泳げない私でも子連れシュノーケル大丈夫でした。絶景プライベートビーチひとりじめ、サンゴ礁ドロップオフ手前まで歩いていける、高確率で目の前の海にウミガメ出没。波もほとんどない静水で子供とシュノーケリングできます!
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