
今日は灰の水曜日、レント期間のスタートです。
息子をお迎えにいったら、「ママ見て見て~」とおでこを出してきました。
黒い灰で十字架クロスが書いてあります。
「これはJesus(キリスト様)だから触っちゃだめだよ~」、と触らせてくれません。
なんとか写真は撮らせてくれました。
キリスト教では今日から「レント」期間の開始となります。
レントとは、キリスト様が死んで復活する復活祭(Easter)までの46日間(キリスト教的には日曜は抜くので40日間)の期間を言います。
今年は復活祭が4月21日(日曜)なので、逆算すると今日がレント期間のスタートとなります。
ちなみに復活祭は、春分の日の次の満月の日の最初の日曜日となり、毎年3月~4月で変わります。
「灰の水曜日」といって、額に灰でクロスを描きます。
こうすることで、自分の犯した罪をつぐない、キリスト様の受けた受難や苦しみに思いを馳せ、節制し、キリスト様の教えを今一度見倣うように心改める期間となります。
しかし、このおでこに黒い灰で十字架描いてある生徒が2000人近くもわらわら歩いているキャンパスは圧巻です笑。幼稚園、小学校、中学校、高校、みーんな黒の十字架描いてある!
フィリピンに移住してきてから、子供たちの学校や日々の生活を通してキリスト教を学んでいるわけですが、多様性を理解し、尊重できるグローバル人材(うさんくさくてあまり好きな言葉じゃないんだけど!)として、各宗教への理解はあったほうが絶対プラスだなとつくづく思います。
母さんは自分がいかに表面的なことしか知らなかったか思い知らされています。それとあれがつながってそういうカルチャーだったり、英会話表現になっているんだな、みたいなのがたくさん。
日本でも最近ではパーティだったり、ウサギや卵グッズだったり、4月頭のイースター商戦が盛り上がりを見せ始めてますが、レント期間やイースターの意味を理解すると、それらの商戦にずいぶん違和感があります。クリスマスも一緒。
キリスト教を信じなくてもいいけど、知識として知っておいた方が、キリスト教をバックグラウンドに持つ欧米諸国をはじめとしたクリスチャン(なんと世界人口の1/4とも1/3とも言われています)との会話や歴史、美術、本・ドラマ・映画などのエンタメへの理解が深まり、よりよいコミュニケーションが取れる。
これはユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教、仏教、儒教などへの他宗教への理解もそうだと思うけれど、今の世界人口的にはまずはキリスト教の知識バックグランドがあったほうがメリット多し。最大の宗教グループはキリスト教で、世界の総人口の約33%を占めるといわれ、 第二位はイスラム教で、ついでヒンズー教、仏教となっているようです。
特にフィリピンは国民の大部分がカトリック教徒だから、フィリピン親子留学やセブ親子留学の際には、知っておくとより有意義に先生や現地の人と会話ができると思います。留学学校のオプション講座であるといいのにね。
日本って宗教の自由あるけれど、過去の事件のこともあり宗教のこと積極的に話すのなんとなくタブー感があるから、公教育受けていると社会の授業で習うくらいで終わっちゃいますよね。
キリスト教徒ではない!まったくキリスト教も聖書のバックグラウンドもない!母さんが開く、日本人子供向け・お母さん素人向けキリスト教講座、ご希望の英会話・オンラインスクールはご連絡ください笑。そのうち気が向いたらブログでも、これは知っとけ!キリスト教基礎知識みたいな記事書いてみたいと思います。
今日の関連英単語
●Lent レント・四旬節 ※Rentと発音しないように気を付けよう
●Ash Wednesday 灰の水曜日 ※2019年は3月6日
●Easter 復活祭 キリスト様が復活される日 ※2019年は4月21日
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