
両親ともに日本人。
親がその言語のネイティブではなくても、子供はマルチリンガルになれるのか。マルチリンガル子育て移住、挑戦2年目となりました。
実は親子留学や移住先として日本人に人気のシンガポールやマレーシアだけではなく、フィリピンにも ( マニラにもセブにも) 英語に加えて中国語教育環境を与えられる インターナショナルスクール、プライベートスクール がいくつかあります。我が家の子供たちはセブにあるフィリピン人華僑系スクールに通っています。
小2娘のゆるゆる中国語学習についての現状です。
娘の学校では小学生になると週に4時間ほど中国語の授業があります。 現在のスクールは幼稚園から高校までの一貫校ですが、幼稚園年中から中国語の授業が始まり、年長時には1-20まで数えたり、中国語の歌を歌ったり、基本単語や挨拶程度は習得しているようです。
とはいえマルチリンガル環境が当たり前のフィリピン人にとっても漢字のハードルはやはり高いようで、小1の中国語授業は、数字、基本単語や挨拶の暗記で終わり、中国現地の同年齢が習得しているようなネイティブレベルにはもちろんいたりません。そもそもフィリピン華僑が多いとは言え、公用語が英語・タガログ語、普段はセブ語のセブ暮らしで中国語にさらされているわけではないですしね。
それでも”ないよりは有難い”、日本人で漢字が分かる娘には授業は比較的簡単かつ興味があるようで、中国語の先生にはだいぶ気に入られていいるようです。
英語で学習できることに加えて中国語も学べるという華僑スクールを発見し、セブ移住してきたわけですが、このままの中国語学習では、”習得させてあげたいレベルに連れて行ってあげられないなぁ”と感じていたため、今年の小1の夏休みは思い切って1か月中国に親子留学に行ってきました。
結果、娘も息子も二人とも来年も中国に行きたい、中国語を勉強したいと思ってくれたようで大正解。
エンジンかけるところまでようやく連れてきてあげられたと感じています。
やはり頭で考えるより、まずは本物に触れる、本場に連れていく、身体で感じる経験がまずは大事。
中国に関しては、香港、台湾、東南アジアの中国・華僑文化と大陸の中国人・カルチャーに触れるのではだいぶ意味合いが違うというのが夫婦の共通認識のため親子留学先も最初から大陸で絞っていました。
小2の娘についてはそろそろ準備が整ったと感じたので、中国語のオンラインレッスンを始めることにしました。
英語学習も他もなんでもそうだと思いますが、いつまでにどのくらいできるようになりたいかゴールを共有して学習スケジュールを逆算し、こどもと話し合って納得の上で、日々の生活習慣に組み込むことが必要と感じています。たとえ途中でやめることになったり方針変更、軌道修正したとしてもまずは日々の習慣に落とし込むためのスケジュールを一緒に考える。
娘の場合は、中学、高校の高等教育を選択する際に、英語、日本語、中華圏のスクールと手持ちの選択肢を広げられるようにしてあげたいと思っていて、できれば無理なく小学生のうちに語学習得の第一関門、2000時間を確保してあげたいと考えています。
今日はその逆算をしてみました。

【これまでの中国語学習時間】
■小1の中国語授業で確保できる学習時間
週に4時間(6日間サイクル)
1学年 9か月
合計 約108時間/年間
■小1夏休み、10日間の中国親子留学(2019年5月)
マンツーマン4時間/日 x 5日間 (昆明)
マンツーマン2時間/日 x 3日間 (杭州)
合計 26時間
これまでの中国語学習時間 合計約134時間となります。
語学習得の第一関門2000時間理論まで、残りあと1866時間。
これを小学6年生の終わりまでに到達するには、 あと4年と7か月で、1866時間を確保しないといけません。
■施策1: 現在のスクール(または同様の華僑系スクール)を小学卒業まで完了する
この先、現在の小学校の中国語授業、または同等の授業時間数(週4時間)で確保できる時間 約540時間 (小2~小6)。
要学習時間、残り 1326時間。
■施策2: オンライン中国語レッスン 毎日25分レッスン
25分x25日/月(月から土曜まで毎日レッスンと仮定)
1か月 約10時間
年間 約90時間
小学校の間のオンラインレッスン 約430時間 (小2~小6)
要学習時間、 残り896時間
■施策3:夏休み期間中の中国親子留学 来年以降2週間行くと仮定
マンツーマン6時間x10日間
60時間 x5年間 計約300時間 (小2~小6)
要学習時間、残り596時間。。
まだこんなにあるんかい!笑
来年以降の夏休みの親子留学を1か月にするか、 中学まで含めた習得と長い目で見る必要があるということが分かりました。。
でも娘の幼稚園年長からの英語の学習を伴走していて思いましたが、あるレベルに達すると習得にぐんと加速度がつくタイミングがあるのです。 今年の夏休みに中国親子留学して大正解だったように、やはり学習の動機づけ、娘の「好き」をモチベートしていくことで成長カーブを作っていくことを大切にしたいと思います。
ちなみに英語も中国語も習得させたいなら、シンガポールやマレーシア留学がいいのでは?と良く言われるのですが、正直良く分かりません笑。他の方にとったらそうなのかもしれませんし、我が家もどこかのタイミングでそう思うのかもしれないし。 今のところ我が家の要件的に検討した結果、フィリピン・セブの現在のスクールの教育環境がベストという判断をしているので、直近は引き続きフィリピンでのマルチリンガル教育を実行していきたいと思います。

さて、さっそく申し込んだ中国語オンラインレッスン。
ここ1-2年オンラインの中国語レッスンサービスはいろいろ見てきていましたが(日本・海外のサービスともに)、”CCレッスン“よさげだね!いいね!
今晩の体験レッスンは、黒龍江省の北京語の発音がきれいと書いてある先生(日本語は話さない)を選びました。体験レッスンで問題なければ1か月毎日レッスンの8300円のコースを選択予定です。DMMの英語オンラインレッスン(大部分がフィリピン人・東欧の講師)が月額6480円だから中国語を学ぶ方が高い時代になってしまいましたね。
レッスンアプリは、スカイプだけではなく、Wechatも選択できるのですが、Wechatの使い勝手や接続はスカイプより断然ストレスフリーなのでさっそく事前やりとりから気に入っています。


上海で選んできた子供用の中国語テキスト(→意外に難しいキッズの中国語テキスト選び!何冊も比べて選びに選び抜いたお気に入りのテキスト。別記事で紹介します)を画像で送ってレッスン試してみます。
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