
年中息子、7月中旬よりセブで公文に通い始めました。
英語の読解 (Reading)を2か月続けて様子を見てみて、無理なくできそうと思えたので、9月中旬から算数 (Math) も開始。2教科学習しています。
公文の教室に通うのは週に2回ですが、宿題は毎日あります。
バイクタクシーで通おうかと考えていましたが、ご近所ママが同じ時間帯で申し込んでくれたので、なんと車送迎をしてくれることになりました。
助け合いのフィリピンでの子育て、個人的には本当に日本より楽です。
付き添いはシッターさんにまかせてママは1時間ほどの仕事時間確保。

幼稚園から11時ぐらいに帰ってくるため、ランチ前後で宿題タイムをとります。一人でさくさくやってくれる段階ではないので、ママかシッターさんが付き添います。お姉ちゃんが手伝うと全部答えを教えてしまうので笑、よほど切羽詰まった時以外お願いはしません。

息子が公文を再開するまで道のり長かったけれど待って良かったと思います。
3歳の時に半年ほど、国語(運筆含む)と英語、姉と同じ日本の公文教室に通いました。同じ3歳でサクサク進めている子もいましたが、息子にはまだ早すぎたのと、ぎゅうぎゅう混んでる教室で先生も多忙で目が届かない状態だったため、様子を見て思い切って辞めました。それから1年近くいわゆるお勉強的なことはいっさいやらず、息子の興味の赴くままに放置していました。
セブに移住して半年がたったころから、少しずつお家学習を開始しました。
毎日毎日、ほそぼそと続けていました。英語は幼稚園で学習する内容を少しだけ先回りしてアルファベットや単語練習したり、算数は120までの数え方、お金の種類、3までの足し算、日本語はひらがな・カタカナと絵本音読。
無理なく、毎日本当に少しずつ。特に日本語は実質母との会話のインプットしかないため、意識的に毎日ひらがな・カタカナを読んで、とだこうしろうさんの『よみかた絵本』で練習して、好きな絵本で指読み実践というように進めていきました。

最初の音読に息子が選んだのはお気に入り、でもだいぶ難しい『しょうぼうじどうしゃじぷた』。
始めるときはノートに見慣れたひらがなで書きうつしたものを毎日1ページずつ1文字1文字指で読む練習して、実際の絵本を読むという風に進めました。ある程度ひらがな・カタカナをインプットしたら、実践で指読みしていくとどんどん読める様になっていきます。

算数は数え方繰り返しやったあとに、足し算の3まで。
120くらいまですらすら数える、ランダムな数字も読める、ぐらいに最初は数と親しむことに時間をかけたほうが後の伸びが早いですね。

9か月でたまった学習済ノートをいつでも自分で取り出せるように置いといたのですが、始めたころからの進歩を自分で眺めては喜んでいる息子です。
こんなにやったんだねー、4歳のときこれしかできなかったんだねー、と勉強すればできるようになっていくことを自分で納得。
時は満ち足り。
息子が今度こそ公文に通っても大丈夫なことが確信できたので、ようやく去年見学しておいた教室のドアをたたくことができました。

フィリピンの公文ですが、日本と同じように、入会金500ペソ無料キャンペーン月や2週間無料体験月があります。あらかじめ気になる教室にコンタクトして調べておいてプロモーションを利用すると多少お得です。学期途中だと人気の教室は人数制限で希望通り入れなかったりもするようです。
フィリピン・セブの公文サマリー
●教科:Math, Reading
● 月謝:1800ペソ/教科、メトロマニラは多少高い
● カリキュラム:算数は日本と同じ学習カリキュラム、進度表。英語はNativeが学習する英語の読解カリキュラムとなり、日本の第二言語的学習とは異なる。

算数の進度表です。公文は必ず簡単すぎるくらいできるレベルから始めます。息子はお家で足し算の学習をスタートしておりましたが、日本語で数えることに慣れているので、英語ですらすら数えられるようになるように5Aからのスタート。

年中、年長と継続していき、小1前にはB(2桁の筆算)に入れたら学校の算数についていくのも負担ないかなと思っています。
ちなみに小2のお姉ちゃんは、現在Eの後半で分数の掛け算(小5相当)を自宅学習中、今年中にF(小6相当)を予定しています。同学年で算数ができる華僑や、フィリピン人達も幼稚園から公文を継続している子たちで、同級生で一番早い子は中学1年の数学を解いているのを発見しました。

こちらはReading、英語の進度表。英語の文章を読めるようにしていく学習カリキュラムで、日本公文の文法単位の学習と違います。英語を読んでくれる公文の音読Epencilもありません。読んでくれるペンがないってことは、親が単語読むしかないわけです。幼稚園児用の英単語でも、難しくて読めないやつ、たくさんあります笑。自分が日本の英語教育で触れてきたボキャブラリーがいかに限定されているか身に染みてます。
こちらも息子が負担なくできるアルファベット・フォニックス5Aから開始して、現在4A学習中。単語を読む練習、簡単なセンテンスを読んで一部を書く練習を繰り返します。確かにこの2か月でサイトワード程度は読めるようになってきました。

小学校入学前までに、A~Bのセンテンスを書けるぐらいまで進めたいところです。余裕があれば小2のお姉ちゃんもこちらのReadingで英語の読解力を強化したいのですが、今は学校が忙しすぎて全く余裕なし。
ちなみにある程度年齢が大きくて、日本語が母国語として読めている子供が英語学習開始したい場合、いきなり海外公文の英語ではなく、日本語で英語を学ぶ日本の公文英語のほうがゼロからのインプットには効率いいんじゃないかと個人的には思っています。日本語・英語どちらも読解力伸ばせるから第二言語学習も言うほど悪くないと思います。ただし、がついて、日本公文英語進度表のIまで(中学3年レベル)。J以降(高校英語)は日本語訳が増えるため日本の大学受験される、日本で英語”教科”を学ぶための学習になってしまう気がしました。

息子の今日の宿題。読んで、書く、読んで、書くの繰り返しを積み重ねます。
教育移住2年目に入り、やはり読解力が学習の鍵だと確信しているので、英語も日本語も「読める」「書ける」を公文の仕組を借りて、地道に続けていきたいと思います。ちなみに移住当初、タブレット学習も試してみましたが、我が家にはあいませんでした。
公文について知りたい方、メリット・デメリット、あう・あわない、賛成・反対意見等いろいろあるかと思いますが、わりと客観的に書かれていて、良書とおすすめできるのがこちらの本です。タイトルの東大入学に興味あるわけでは全くありません。
我が家にとって公文は、子供自身が好きなことを探求するための、基礎体力(読解力・計算力)をつける伴走システムという考え方です。

なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?(祥伝社新書) 新書 – 2017/2/2
おおたとしまさ (著)
子育てに正解はない。あるのは常に子供のためを思いその時のベストを求めて試行錯誤を続けながら駆け抜ける親たち。
あふれる情報に溺れてしまいそうになりますが、フィリピンに教育移住してからは、目指す軸もより明確になり、余計な情報も無視できるようになったし、視点が広がったし、 外に出ることで日本の教育の良い点もたくさん見えてきましたが、 我が家はやはり飛び出して良かったと思う今日この頃です。
あー、それにしても宿題やらせるのはどこにいても大変ですね笑。
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