
緊急事態宣言が解除された6月前半は、これまでセブにいて行けなかった子供たちの病院巡りでした。歯医者、耳鼻科、皮膚科、小児科での予防接種、二人分を調べて予約して、通院治療。日本の医療制度や衛生レベルは本当に有難い限りです。
病院巡りも終わり、上のお姉ちゃんも小学校が忙しくなり始めたので、お家ですっかりひとりぼっちになってしまった息子。自分も幼稚園に行きたいというので、今度は息子の幼稚園探しを始めました。
とはいえ、日本の幼稚園は、特に年長は年度の途中入園してない(しかもコロナの状況でなかなか難しいし)、何よりコミュニティとしてすでにできあがってしまっている。保育園は通える範囲だと小規模保育園しか空きがない。インター幼稚園は高すぎて手が出ない。プレスクールやプライベート施設などいろいろ探し、通える範囲で全然カラーの違う3軒に問い合わせ・見学をしました。
結果本命ではなかった幼稚園がまさかの息子にぴったりすぎる場所で、ご縁を頂くことができて、ご厚意ですぐに通園することができました。
●英語で過ごせる
● 少人数、異年齢クラス
● 自然の中で好きなだけ自由に探究して遊べる
● STEM教育に根差した楽しい創作活動がある
● とにかく何もかも自由でゆるい雰囲気、笑
一日中外にて虫取りや花摘みをしていたい息子にはこれ以上ないぴったりな幼稚園。少人数だから先生の目も届き、居心地がよさそう。新しくできたばかりの幼稚園です。
上のお姉ちゃんは、日本のいわゆるザ・幼稚園にお世話になりました。日本の幼稚園としてはあれこれ完璧で、地域でも人気の幼稚園で、息子の幼稚園とはある意味真逆。当時の私だったら、息子のこの幼稚園は選ばなかったと思います。セブに移住して、子供たちに本当に必要なことは何か、どういう成長環境を残してあげたいか、考え続けた今だから即断即決できたのだと思います。

息子の幼稚園は、毎朝森に登園して、森で解散します。これだけでもだいぶ楽しいのですが、天気が良ければレジャーシートを持っていって、お弁当も森で食べます。くたくたになりかけたところで幼稚園に戻り、室内活動。そして下校前はまた森を散歩して解散。森でも自由で、虫取りしたり、かけまわったり、花や木々を観察したり。迎えに行くと、「遊びすぎて疲れたー。。。」、とぐったりしていますが、楽しそうに今日何をしたかあれこれ教えてくれます。
これまでお姉ちゃんのお弁当ライフにあこがれていた息子、ついに自分もお弁当持って幼稚園に行くのが嬉しくて仕方ありません。森でピクニックできるなんて、なんて贅沢!

園バッグも制服も、あれこれいろんな手作り系グッズもなくて、自由。初日こそエコバッグで行きましたが、今は登山リュックに水筒に帽子、ハイキングに行く格好で幼稚園に通っています。

今年の梅雨はやけに雨が多いなぁと感じています。終日雨の日は室内で過ごしますが、多少の霧雨や雨上がりは、森集合。今朝は、大きな水たまりが池みたいにあちこちにできていて、登園した子供たちはさっそく池に突入していました。
先が見えなくて不安になるけれど、年長最後の1年、息子が毎日楽しそうに過ごせる場所が見つかって心から良かったなと思います。
日本にいようとセブにいようと、自然の中で過ごす、基本教育は海外の進学を目指せるように英語で過ごす、という成長環境を用意してあげて、いつでもどこにでも行ける機動力を持ちたいと思います。
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