
コロナで家にいることが多く、かつてないほどの長期間の梅雨と豪雨で明らかな気候変動の影響を感じつつも、日本の四季の移り変わり、自然の豊かさの中で子育てできることのすばらしさを感じています。
2030年までにはさらに気候変動の影響が進むのだろうと思うと、子供たちに今のうちにできるだけ長い時間自然の中で過ごして、美しい光景に出会い、様々な気付きを得てほしいと思います。
今日は、三密を避けて、国師ヶ岳に行ってきました。
標高2000メートルを超える山でありながら、 大弛峠駐車場から比較的整備された山道を歩いて行けるので子連れにも楽しめます。ただ 大弛峠まで30キロ近いグネグネした細い山道を走るので、車酔いしやすいお子さんがいるときついかもしれません。
場所は、山梨と長野の県境にあり、奥秩父の金峰山あたりの山です。 人気の金峰山登山客と駐車場が同じで台数が限られているので、朝早めの到着が必至です。

登山開始。
本当に整備された山道で、こんな山奥にいったい誰が何の目的でこんな立派な山道整備したんだろう、税金だろうか?、と野暮なことを考えてしまいました。
日本の登山道で本当によく整備されていて、素晴らしいなと思う反面、少子化で今後メンテナンスが行き届かない場所も増えるだろうな、とも思います。

遊歩道の横はちょうどシャクナゲの花が咲いていました。息子はただいま虫に夢中なので、シャクナゲに集まる虫も観察していました。

歩いて1時間かからずに、前国師へ。ここはまだ頂上ではないのです。
子供達は頂上目指して歩いていくスピードが速くて追いつけないのですが、帰りのことも考えて適度に休憩など体力温存・調整してあげないと、どこかでぷつりと糸がきれ後が大変です。

頂上からは絶景が拝めるはずなのですが、、、あいにくの曇り空で近くの山肌しか見えません。それでもマイナスイオンたっぷりの新鮮な空気の中を、自然観察しながら歩く山歩き自体が好きなので問題ありませんが。

山頂につきました。ほとんど人がいません。
今回は小さめの保冷バスケットに、クロワッサン、ツナサンドイッチをつめてきました。
自社アウトドアブランド、Roots & Beachのコンパクトなバスケットを作りたくて、軽めのハイキングに持参できるか実験中です。

山の上で飲むコーヒーは格別です。
カフェインはトイレが近くなるので、デカフェの豆を用意しておくのは必須です。

山頂でお弁当を食べていると、、、あ!
鹿がやってきました。
立派な角の日本鹿です。あまり警戒心が強くないようで? 食べ物を与えてる人がいるのかな? けっこう近くまで来てうろうろしています。
今年何年かぶりで訪れている山(三頭山、入笠山)に、以前はなかった鹿よけの網が張り巡らされていて、鹿被害が増えているのだな、と感じていたところでした。

動物園や飼育されている場所ではない、こういう野生の動物との出会いは、できるだけ子供たちに体験させてあげたい。
自然の中での遊びは、数えきれないぐらいの学びの宝庫です。
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