
旅や外出がしにくい、自粛や自衛が求められるコロナ禍での暮らしはストレスが溜まります。でも逆に本当に大切にしたいものがはっきりとしてきて、やりたいことはどんどんやってみようと思えます。
7月よりお家フランス語をゆるゆるとスタートしました。
フランス語は親子でゼロからの学習となります。
オンラインアプリ、スカイプレッスン、いろいろ検討しましたが、我が家は通信式の公文フランス語を選択しました。公文ではフランス語とドイツ語も学習できます。教室だと講師がいる場所が限られてしまいますが、通信式を選べば自宅で学習できます。公文にした理由は二つです。
●お金と時間を投資して、毎日やらざるを得ない状況を作れる
● 読解力をつけられる
自身の学習でも若いころ何度も痛い目を見ているのですが、語学学習はとにかく地味に継続が必要なので、仕組化しないと成功しないと思っています。過去にイタリア語やフランス語に手を出して、入門部分の簡単な挨拶フレーズから先に進めないこと数えきれず。
自発的なモチベーション学習だけでは、忙しかったり疲れているとさぼってしまいます。歯磨きみたいに何があってもとにかくやる、毎日の生活に無理なくルーティンにいかに組み込めるかが大事。
公文だと1日20分程度で無理なく毎日続けられ、月謝を払うのでさぼるわけにいきません。
バイリンガル、マルチリンガルと言った時の言語習得レベルにはいろいろ議論があります。語学を学ぶ目標が、旅行で最低限の意思疎通ができればいい人もいるだろうし、進学や仕事に生かしたい場合もあるでしょう。
どうせやるなら読めた方が、言語そのものだけではなく言語の持つ世界観や価値観を学べると思っているので、読解力を目標にする公文にしました。

公文フランス語の最初の4Aレベル学習内容は、超基礎単語のインプット、男性・女性名詞の違い、簡単な挨拶です。CDかEpencilで音源を聞きながら自学自習します。フランス語の音に慣れるために、毎日シャンソンのCDも聞き音入れしていきます。1日20分前後、ゆるゆるコツコツと1か月続けてみました。
1か月経過、小3娘の変化。
●シャンソン5-6曲を口ずさみ歌えるようになった。
●簡単な単語を100語程度覚えた。
●ショッピングモールや街歩きをすると、フランス語を発見して教えてくれるようになった。
●フランスに行ってみたいという強い気持ち、フランス文化に興味がでてきた。
一応私も横で発音をまねたりしていますが、子供の耳は恐るべしです。聞いたまま発音するからRの発音も難なく発声してしまいます。フランス語のシャンソンもお気に入りの曲を毎日口ずさむようになりました。
街歩きすると、Gateaux(ケーキ)、Fleur(花)、Soleil(太陽)などフランス語の単語を発見して喜んで教えてくれるようになりました。
公文の他にやっていることは、娘の周りにそれとなくフランスをイメージさせるかわいいもの、おしゃれなものを置いたり、カフェに行ったりしてフランス風をインプット。
NHK旅するフランス語を毎週一緒に見る。今年は 東京バレエ団のプリンシパル・柄本弾 さんがフランスを旅しながら、出演されているのですが、弾さんがとても素敵なのと、フランスが素敵なのとで、見るのが楽しみです。
「私はフランス語を勉強している」モードなので、見るモチベーションが違うようで、前のめり気味に見ています。毎回、フランスに行きたい行きたいといっています。コロナが終わったら行こうね、フランス語勉強しておこうね、と話しています。

英語、中国語に続き、毎日の生活に組み込んだフランス語アンテナ。娘の変化を見ていてとても興味深いです。一言語、一世界が存在するというか。まだまだ実際に行ったり体験したことは少ないはずなのに、彼女の中でそれぞれの言語の持つ”雰囲気”を感じ取って解釈している。
コロナでどこにも行けないけれど、子供と言語を学ぶことでバーチャルに旅しているようです。
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