
今週は小3娘にチャールズ・ディケンズの『クリスマスキャロル』を読んでもらっています。1日1チャプターずつ音読してもらっています。
我が家は無宗教ですが、フィリピンのカソリックスクールで2年間過ごしたおかげで、キリスト教について学ぶことができ、クリスマススピリットとは何なのか、Advent 期間をどんな気持ちで過ごすのかということが分かりました。自分なりの言葉で表すと、”赦し(Forgiveness)”と”感謝(Gratefulness)”と”シェアリング(Sharing blessings)”でしょうか。
キリスト教信者ではなくても、このAdvent期間のプロセスっていいなと共感しています。日本にいると12月は師走で、バタバタ年の瀬、という感じであわただしく過ぎていきます。クリスマスもお祝いするけれど個人的には24、25日を中心としたentertainmentの要素が強い気がします。
Advent期間が始まって4週間かけて1年間の気持ちを整えていく、というプロセスにこの3年ばかり助けられています。特にフィリピンでは12月はミサが多いので神父様の有難い、面白い、興味深い話を聞きながら、いよいよ25日にむけて高揚していく(自分をアゲていく)感じです。
1年間、いろいろ辛いこともあったし、いろいろやりきれないこともあるけれど、12月に入り、赦して、感謝して、自分の心に向き合いながら、心をゆっくり整えていく。フィリピンに行く前よりも確実に12月が好きになりました。
そんな心を整える12月にぴったりな本が、クリスマスキャロル。
ぜひとも毎年親子で読みたいストーリーです。
今年は Compass Publishing のLevel3から出ている “A Christmas Carol” を手に入れました。メルカリで送料込300円!!
Compass Publishingというのは韓国にあって、英語教育の良書を安価に出版している出版社です。お家英語で多読したいなら要チェック。フィリピンの英語学校で使われているESLテキストも韓国系の出版会社のものが多かったりします。英語教育では韓国は日本のずっとずっと先を行っていますね。
小3娘のオンラインスクール、Readingの授業の課題で音読動画の撮影があったので、最終章を読んでアップしました。デコレーションは100円ショップで突貫工事です。。
子供に英語の本を読ませたい、またはステップアップして次のレベルの本を読んでほしい、と思い一生懸命あれこれ本をそろえても、そうそう親の思惑通りに読んでくれるものでもありません。
親子で一緒に読む、ほめながら1チャプターずつ音読してもらう、オンラインレッスンを利用して先生と読書してもらう等、大人の時間もちゃんと使って一緒に読むことが必要と思っています。
特に歴史的に全世界で読み継がれてきたような名作は、精読しておくと一生心の栄養になると思いますので、親子で使った時間、投資対効果大きいはず!

クリスマスキャロルは、本を読んだ後に、映画を見るのがとってもおすすめです。個人的には1984年制作の方。
いよいよクリスマス近くになってきた時期、家族でぬくぬく温まりながらじっくり観たい映画です。
本を読んでから映画を観ると、聞こえてくる英語の単語や言い回しが確実に増えて本当に面白いです。
クリスマスキャロルでは、例えば、”Bah! Humbug!” (Nonsense!)という英語が主人公Scroogeのセリフで多様されるのですが、この単語を知らないとお肉のハンバーグと聞き間違ってしまうかもしれません。「ふん!くだらん!」的なScroogeの投げ台詞なのですが、クリスマスシーズンにうんざりしてしまう場合の表現に、現在でもこんな風に使われたりするようです。
I’m sick of Christmas shopping and gift exchange!! Bah! Humbug!
我が家では今週は子供達二人とも”Humbug”と言うのが流行っています。
この記事へのコメントはありません。