
なんとなく大多数にワクチンが接種され、集団免疫が獲得できれば以前のような生活に戻れるような気もするけれど、具体的にいつ収束するのかは誰にもわからないコロナウィルスのパンデミック。
長期で移住しようと思っていたフィリピンから、意思に反して帰国することになり早1年近くが過ぎようとしています。
フィリピン移住を決意していたため東京の自宅を処分してしまったので、帰国後都心で狭い賃貸物件に借り暮らししていましたが、コロナ禍を暮らしていくには、人が多く、子連れではどこにいっても息苦しい居場所の見いだせない生活。
思った以上にとても疲弊してしまって、海外に行けないなら地方に逃避することにした我が家です。
伸び伸び子育て地方移住&日英イマ―ジョン教育を実現するために、一歩一歩準備を進めてきました。
この1年を勝手に備忘録として振り返ります。
地方移住&日英イマ―ジョン教育という選択
2020年/ 3月 | ・フィリピンから緊急帰国。 ・日本の自宅・家財道具徹底処分 (このころは、まだ新学期開始の6月にはセブに戻れるつもりでいた) |
4月 | 緊急事態宣言生活、日本の学校休校 |
5月 | 長女(小3)、日本の公立小学校に編入 |
6月 | ・長男(年長)、近隣で通学可能な日本の幼稚園や保育園は空きがなく、バイリンガル幼稚園に編入 ・日本のインターナショナルスクール、日英イマ―ジョンの私立小学校を調べ始める ・いくつかオンライン説明会に参加 (そろそろセブ戻れないかも?と思い始めて、来年度小学校受験の説明会の時期のため、日本の私立小学校を調べ始めた。学校によってかなり違う。) |
7月 | フィリピンで在席している私立小学校が、オンラインスクール開校決定 (さすが、一目ぼれした学校で準備も先生達のトレーニングも早かった。) |
8月 | ・フィリピンのオンラインスクール開始、長女が公立小とのダブルスクール開始 (フィリピン私立オンラインスクールのクオリティが想像以上でさすが。娘が慣れるまでオンラインスクールのサポートでつきっきりに。) ・フィリピンの賃貸自宅退去、家財道具処分 (直近でセブに戻るのをあきらめ、セブの自宅をヘルパーさんに手伝ってもらい泣く泣くリモート退去。メンタルがかなりしんどかった) ・気になった地方のイマ―ジョン小学校を家族で見学 |
9月 | イマ―ジョン小学校、長男(年長)の小学校入学願書申し込み、 短期決戦!お受験対策始める (初めて買ってみた小学校受験問題集や面接対策本。やはり日本の教育を受けさせることに抵抗ありながらも、息子も成長し、結果的には家族で頑張ってよかった対策) |
11月 | 長男(年長)の入学試験、無事合格 (息子よ、おめでとう!誰よりも合格を待ちわびていた6歳の姿が目に焼き付いている。) |
12月 | ・長女(小3)の編入試験対策開始 ・地方の家を決める。車を決める。 (家と車を決めたことで、長女がなんとしても編入試験に合格できるよう対策本格化。弟が先に合格していることでプレッシャーを感じていた娘。) |
2021年/ 1月 | ・再度、緊急事態宣言 ・長女(小3)の編入試験集中対策 ・編入試験開催 |
2月 | ・長女、無事編入試験に合格!!★今ココ!! (娘よ、よく乗り切った!) ・フィリピンのオンラインスクールは2月中で退学 ・3学期残りを日本の公立に通学予定 (フィリピンのSRRVビザが入国可能になるというニュースが入り、フィリピン帰国に心が揺れてしまいながらも、地方移住準備を進める) |
3月 | 晴れて、地方移住!!予定 |
4月 | 新生活開始。次の海外移住に向けて準備を進める(笑) |
息子に続き、娘も今週合格通知を頂き、無事4月から二人ともイマ―ジョン小学校への編入が決まりました。娘はとてもうれしそうで、学校生活が楽しみでしようがないようです。
とにかく2人の子供達の受験が終わり、まさに肩の荷が下りてどっと力が抜けて、編入試験後の母は2日間は廃人でした。
小学校受験も、中学校受験も、数年かけて勉強・対策されるみなさん、本当にすごい。。
フィリピンでも2校小学校受験を経験しましたが、入学はそれほど難易度高くなく、むしろ入ってからの方が勉強が大変です。日本の受験は、たった数か月ですが自分で子供のお受験を経験してみて、精神的に乗り越えるものがすごいなぁと思いました。入学してからの学校生活にも期待したいところです。
イマ―ジョン小学校の入学試験ですが、こんな感じでした。
地方イマ―ジョン小学校入学試験
●ペーパーテスト→
音声が読み上げる指示で問題を解いていくペーパー。市販の小学校受験問題集を解いていれば問題ないような基礎レベルのようでした。都内のお受験情報にびくびくしてしまい、理英会の問題集など解いていましたが、家でやっていた問題よりも簡単な問題だったと息子はニコニコでした。でも短期間でも家で練習したからこそできたのだと思います。
●行動観察→
何人かの子供達のグループに分けられて、先生たちとダンスしたり、お友達と二人1組で遊ぶゲーム、グループ活動等で制限時間内に何かを作る遊び等の時間がありました。親は同席できません。ご挨拶できるか、先生の話が聞けるか、話を聞いて行動できるか、お友達とコミュニケーションとれるか、おもちゃではないものを使ってどうやってみんなで遊ぶか、言われたものを作り出せるか、クリエイティブさ、協調性を見られているようでした。グループ活動のテーマは、”あるもの”を使って指示されたものを作る内容。なるほど、それは難しい!とうなる内容。結果、できなくても行動自体を見られているので大丈夫なようでした。息子は終始楽しかったようです。
●親子面接→
志望動機、なぜ東京のインターナショナルスクールやイマ―ジョン小学校ではないのか、保護者の通勤は大丈夫か、子育てで大切にしていること、子供の良い点・直したい点、友達と喧嘩したことあるか、どう解決したか、学校で問題があればどうするか、友達は作りやすい性格か、学校に期待すること、18歳になったときにどうなっていてほしいか等。
答えにくいような変な質問がなくて、直球な質問ばかりで答えやすかったです。とはいえ、事前に夫婦で面接練習して意識合わせしておいたからこそ順調に回答できたと思います。小学校受験用のQ&A面接本が出ているので、1冊対策しておけば良いかと思います。提出した願書のコピーをとっておき、想定質問を考えておくのも必須です。
●子供面接→
2-3分程度。親子面接の後に、子供が一人残って先生たちに質問される。日本語と英語で質問されたらしい。例:英語と日本語どちらが得意か?好きな虫は何か?その虫は何を食べるのか?どこにいるのか?お友達の名前は?何して遊ぶ?本は好きか?どんな本が好きか?
地方イマ―ジョン小学校編入試験
●国語、算数(日本語、英語)、英語→
イマ―ジョン小学校の編入試験は、帰国子女相当もしくは学年で学習終了しているレベルの英語力、そして学年相当の国語力がどちらも必要となります。
国語は、公文で読解は続けているので、小3の漢字練習、ことわざ、四字熟語、故事成語等、娘がこれまでインプットしていない部分を集中的に対策しました。実際の試験では、読解の他に、漢字やことわざの問題も解けたといっていたので良かったです。
算数は、小3の復習を問題集でした後、啓林館の英語翻訳教科書をオンラインで購入し、英語で小3カリキュラムを復習しておきました。フィリピンの算数では単位や幾何をやっていなかったので、特に幾何、円と球、三角形あたりの英単語は暗記させました。結果、この対策をしておいてとてもよかったです。円の直径を英語で答える問題が出て、「Diameter、書けたよー」、と言っていました。日本語算数、英語算数ともに、3年生の基本的なレベルの問題が一通り出たようです。日本の一条校のイマ―ジョン小学校編入試験受験は、日本カリキュラムでの復習ができる啓林館の算数英語テキストおすすめです。
英語は普段から4技能の学習をしており、学年より上の読解力を付けることを目標にしているので特に対策ということはしませんでした。Readingの問題が出たようですが、簡単だったようです。
●親面接→
息子の入学試験では一般の先生方が面接してくださったのですが、編入試験は、校長先生、副校長先生と保護者との面談でした。学校見学でお会いしておいたので気分的に楽でした。日本語でも英語でも面接できるように頭でシミュレーションしておいたのが良かったです。必要であれば日本語通訳もつきますが、やはり英語で直接話した方がスムーズに面接できました。なぜフィリピン留学したのか、母子・父親離れ離れの間の子供とのかかわり方はどうしていたか、当校に期待することは何か、18歳になったときどうなっていてほしいか、子供の長所・短所、友達と喧嘩したことあるか、どんな性格か、直してほしいところは、等の質問でした。
●子供面接→
英語、日本語の面接がありました。どちらも先生と1対1で、志望動機、フィリピンと日本の学校との違い、なりたい職業、などなど聞かれたようです。面接の練習を事前にしておいたおかげですらすら答えられたし、先生がいろいろ教えてくれておしゃべりがとても楽しかったといっていました。
●服装→
編入試験の服装探し、130-140サイズのリーズナブルなフォーマルウェアがなくて困っていましたが、ユニクロのオンライン限定フォーマルウェアがありました。
ノーカラージャケット ワンピース セットアップ
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E433099-000/00?colorDisplayCode=69
受験も終わり、今は引っ越しの手配や、学校生活の手続きを進めています。早く空の見える地方、広いお家に引っ越したくて、3月末を指折り数えている極寒の東京最終暮らしです。
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